音声処理における位相の有用性
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概要
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音声知覚、音声認識において短時間位相スペクトルが重要な役割を持たないと言うことはこれまで常識とされてきた。本稿では、その音声知覚、音声認識における有用性を調査する。音声知覚実験を通し、32msec長の窓で得られた短時間位相スペクトルがパワースペクトルと同様に音声明瞭度に貢献することを示す。位相スペクトルから導出された周波数上の表現形式を提案し、パワースペクトルから導出されたケブストラムと同等の性能が得られることを音声認識実験から明らかにする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-02-07