無線フラッディングにおける中継データおよび発信データの多重化方式
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概要
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無線フラッディングは,事前の設定動作を必要とせずに各ノードが受信したパケットを互いに近傍のノードに中継する通信である.単純なフラッディングでは電波の干渉が著しく発生するため,通信環境に応じて中継優先度を制御することが必要となっている.ところが発信源で生成されたパケット単位で中継優先制御を行うと,一つのパケットが空間内において電波リソース使用を一時的に占有する傾向があり,後発のパケットは近傍への伝播も先のパケットが掃けるのを待たなくてはいけない.そこで本文では,無線フラッディングにおいて,中継データと発信データを多重化することで,複数のパケットが交錯するかたちで伝播する方法について検討を行った.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-11-14