遅延のある演奏系での遅延の認知に関する実験とその考察
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概要
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被験者に発音タイミングの異なる2つの音を提示し、どちらの音が早く発音されたかを回答させることで、どれくらいの音の遅延を認識できるのかを調査した。その結果得られた最も弁別し易い音(スネアドラムとピアノ)を用いて、楽曲中に遅延を発生させ、演奏にどのような影響をもたらすのかを分析した所、30ms以上の遅延だと認知され、50ms以上の遅延だと演奏が困難になることが分かった。また、遅延時間の提示方法により弁別能力が変化することが分かった。これらの結果を元に、遅延のある演奏系でのリアルタイムセッションの可能性について検討した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-12-21
著者
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多田 幸生
ヤマハ株式会社アドバンストシステム開発センターndプロジェクト
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西堀 佑
ヤマハ株式会社アドバンストシステム開発センターNDプロジェクト
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曽根 卓朗
ヤマハ株式会社アドバンストシステム開発センターNDプロジェクト