広く分散した動的な情報のための情報配信手法の構想(セッション2:マルチメディア通信とプロトコル)
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概要
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広く分散した多数の情報源において頻繁に変化する情報を観測し,その最新の情報を広く分散した多数の利用者に提供するための,我々が提案している情報共有手法について,これを補完する情報配信手法を提案する.情報共有手法の課題は次のとおりである.(a)広く分散した多数の情報源に起因する多量の更新処理. (b)広く分散した多数の利用者に起因する多量の参照処理.(c)頻繁に変化する情報に起因する高い頻度の更新処理. (d)最新情報の共有.このような情報共有手法を補完する情報配信手法の課題は,拡張性・信頼性・即時性である.本稿では,拡張性・信頼性・即時性を備えた情報配信手法として,階層構造と冗長な経路とを特徴とするアプリケーション・レイヤ・マルチキャスト方式を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-06-03