電子署名システムにおける真正性保証方式(セッション1A セキュアアプリケーション)
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概要
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近年のeコマースの普及に伴い,セキュリティ確保の為,電子署名が普及し始めている.しかしながら,既存の電子署名技術は,携帯電話端末など機能的に制限があるものでは利用が難しい.ここでいう機能的な制限とは,携帯電話の機能が,今後普及の見込めるXML署名の汎用的な環境をサポートしていない,という事である.この問題を解決するためにサーバ型電子署名方式が提案された.これは,文書変換サーバによってXML文書を携帯電話に適したフォーマットヘ変換し,署名付与を代行するものである.この方式で新たに課題となるのが,元の文書と,文書変換サーバによって変換され携帯電話に提供される文書が同じ内容であること,またハッシュ値が元となるXML文書から正しく生成できているか,についての保証である.本稿では,このような場合の脅威分析・必要条件抽出を行った後,第三者機関に変換前後の文書を委託し,文書の真正性を保証するモデルの提案をする.
- 2004-03-04
著者
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