国立国会図書館におけるウェブ・アーカイビングの実践と課題 : インターネットを安定的な知的社会資本とするために(招待講演(1))
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概要
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インターネット上の情報流通は、学術や文化の発展に必要な、過去の情報に対する参照可能性が十分ではなく、知識や情報を流通させるメディアとして、空間的、時間的安定性を欠いている。国立国会図書館では、平成14年6月より「国立国会図書館インターネット資源選択的蓄積実験事業(WARP: Web Archiving Project)」を開始した。ウェブ・アーカイビングをめぐっては、著作権や納本制度といった制度的課題の他、セレクション、粒度、ロボット性能、品質管理、再収集ポリシー、深層ウェブ、メタデータ、識別子、全文検索、格納形式、原本性、長期保存、収集戦略等々、それぞれに制度的、技術的要素が絡み合った複雑な課題が数多く存在する。本事業を通じて明らかになりつつある、ウェブ・アーカイビングをめぐる実践と課題について、諸外国の動向も交えながら、報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-05-22
著者
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