産学官連携と人文科学 : デジタルアーカイブの新展開
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概要
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産学官連携事業として、これまで科学技術の戦略的重点化目標に掲げられたのは、「ライフサイエンス」「情報通信」「環境・エネルギー」「ナノテクノロジー・材料」の4分野であった。すなわち、理学,工学、医学、薬学、農学といった自然科学の分野における大学開発技術の産業転移である。しかし、科学にはもうひとつ大きな分野がある。法学、経済学、社会学、教育学、芸術学など人文科学の分野である。産学官連携が自然科学の「技術」から、人文科学の「学術」 、さらには「芸術」の分野に及ぶのは当然のなりゆきで、大学教育も、「技術、学術、芸術」の三術を極めたコーディネーターの養成が今後の課題となるに違いない。その動きの中で、今,デジタルアーカイブが大きな注目を浴びるようになった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-07-25