子育て支援活動の現場から : 安心して出産できる医療と社会環境の整備をいかにすすめるか(<第45回日本母性衛生学会学術集会シンポジウム[II]>少子化に対する取り組み)
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概要
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少子化の波が押し寄せ, 合計特殊出生率は1.29という戦後最低の値を示した。また, 伝統的にあった三世代複合世帯や「向こう三軒両隣」といった近隣関係は崩れ, 子育てを家族内や地域で支え合う旧来の関係は期待できない時代となっている。孤立したなかでの子育てが増え, 育児不安が増大し, 親のストレスはたまり, そしてついには子どもの虐待が始まる。子育て、女性健康支援センター (社)日本助産師会は, 「母子に身近な地域で, 助産師が気軽に相談に応じることにより, 親の育児不安の緩和、解消および育児ノイローゼやマタニティーブルーの予防を図り, ひいては子どもの虐待を防止する」ことを目的に, 平成10年度より各支部に「子育て、女性健康支援センター」の設置を推進してきた。これを受けて, 滋賀県支部では平成11年度より電話相談、来所相談、訪問相談を中心とした活動を開始した。相談内容の概略 実際の相談内容は多岐にわたる。平均相談時間は11分で8割は15分以内だが, 2時間を超える相談も少なくない。
著者
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