医療系学生の喫煙実態と喫煙に関する意識について
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概要
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医療系の大学や短大に在学中の20歳前後の学生の喫煙行動について検討した。研究方法は,無記名の質問紙による留め置き調査で,調査内容は,喫煙状況,喫煙開始年齢,喫煙動機,喫煙場所,喫煙行動,喫煙に対する知識,意識などである。アンケートの回収率は,92.7%であった。その結果,学生全体では,喫煙率は8.0%と低かったが1日に喫煙する本数は,10本以上が喫煙者の62.2%を占め多かった。喫煙開始年齢は,高校生までに開始した者が多かった。医療従事者としての喫煙者に対する意識では,非喫煙者の意識は,医療従事者に対してたばこを吸うべきではないという意見が多く約6割である。喫煙者では,反対の意見が約6割であった。禁煙指導は,節目になる大学入学前後にするべきで,自己の健康レベルについての認識を深めるような学生主導のプログラムが必要である。
著者
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寺尾 紀子
徳島大学医療短期大学
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佐原 玉恵
徳島大学医学部保健学科看護学専攻
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佐原 玉恵
徳島大学医学部保健学科
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寺尾 紀子
徳島大学医学部保健学科
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寺尾 紀子
徳島大学医学保健学科母性・小児看護学講座
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