けい光特性によるフェナントレン中の微量アントラセンの定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高純度フェナントレソ主成分中に高純度アントラセンを種々のモル比で含むエタノール溶液及び混晶薄膜を試料とし,けい光スペクトルを測定した.又,混晶薄膜試料についてはけい光寿命も測定した.この測定結果からフェナントレソ中の微量アントラセンの定量分析法について,特に定量限界について検討した.けい光スペクトル法では,エタノール溶液試料でのアントラセンのピーク423nmとフェナントレンのピーク360nmとの相対強度比より10^<-6>mol/molまで,固体試料では410nmと370nmとの相対強度比より10^<-8>mol/molまで定量できることが分かった.又,混晶薄膜試料のけい光寿命法ではその定量限界は10^<-9>mol/molより微量であることが判明した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-01-10
著者
関連論文
- けい光特性によるフェナントレン中の微量アントラセンの定量
- 固体試料のけい光寿命とその時間分解スペクトルを用いたカルバゾール中のアントラセン及びフェナントレンの微量定量
- カルバゾ-ルの精製とケイ光特性〔高純度有機化合物の合成と純度測定-9-〕
- 5p-M-2 アントラセンの合成と精製
- 無金属及びd-遷移金属を中心に含むアザフタロシアニン類の合成
- 結晶化時間を利用したテトラベンゾ〔a.cd,j,lm〕ペリレン中のビオラントレンB,イソビオラントレンBの定量
- カルバゾ-ルの高純度化と蛍光特性による不純物の定量
- フェナントレンの純度とケイ光特性
- 高純度フタロシアニン類の合成と物性
- 縮合多環芳香族化合物類及びフタロシアニン類の純度と光物性--光電作用を中心にして
- 導入率を制御したアミノ化ポリスチレンの合成とその成膜性