ミニコンピューター・データレコーダーによるGC-MSのオフラインデータ処理の研究
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概要
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GC-MSのピーク信号とマスマーカー信号及びビジグラフ駆動電源電圧を多チャンネルデータレコーダーに同時に記録し,ピーク信号はAD変換器を通じてミニコンピューターヘ,マスマーカー信号とビジグラフ電圧はI/Oボックスを通じてそれぞれ再生入力することによって直接m/eとパターン係数を算出するシステムを開発した.又,XYプロッターによるバーグラフの作図を行うようにした.m/eの決定はマスマーカー信号のノイズによる誤認を考慮してマスマーカーの前後50%以内に入る最高のピーク信号を採用するプログラムを作った.この際ピーク信号にオーバフローがあるときは,データレコーダーを巻きもどし,低感度記録のピーク信号を再入力するようにした.そのためのデータレコーダーのカウンター表示と巻きもどし時間の関係を調べた.パターン係数の表示は二元表示にし見やすくした.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-01-10