ポストカラム反応ガスクロマトグラフィーによるホルムアルデヒドの定量
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概要
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ホルムアルデヒドのアンモニアとの反応を利用する新しいGC法を検討した.試料中のホルムアルデヒドは,分離カラムで分離された後,反応力ラムでアンモニアと反応し水素フレームイオン化検出器に高感度なヘキサメチレンテトラミンに変換される.反応カラムにはガラスビーズを充てんしたカラムを使用し,カラムの最適長は30cmであった.検出限界値は0.5ngであり,約10^3のダイナミックレンジが得られた.本法による繰り返し精度は,相対標準偏差で3.2%であった.ホルムアルデヒドの溶出時間は約2分であり自動車排ガス濃度レベルのホルムアルデヒドを簡便に定量できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-12-05