過酸化水素を用いるホルマリン廃液の酸化処理
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概要
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本研究は,アルカリ性水溶液中での過酸化水素による酸化反応を用いて,ホルマリン廃液の簡便な処理法について検討した.反応生成物であるギ酸ナトリウムをイオンクロマトグラフィーにより定量した.実験の結果,調製したモデル液でも実廃液でも反応は定量的に進行した.又,81の実廃液の処理を室温32℃の条件で行ったところ,反応液の温度は30℃から50℃に上昇する程度で,この処理法は十分実用に供することができる.更に,この処理法は発生源で簡便に行うことができるので,特に専門的知識を必要としない.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-06-05
著者
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