誘導結合プラズマ発光分析法による石炭及び石炭フライアッシュの多元素同時定量(<特集>石炭利用と分析化学)
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概要
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石炭及び石炭フライアッシュ試料について,誘導結合プラズマ発光分析法による多元素同時分析を検討した.いずれの試料についても酸分解による溶液化を行ったが,石炭については乾式灰化一酸分解も検討し,酸分解のみの場合との分析結果の比較を試みた.鉛,カドミウムなどについては主成分元素による分光干渉が問題となったが,その補正を行うことにより,いずれの試料についても21元素の同時分析が可能であり,無機成分からみた石炭及び石炭フライアッシュのキャラクタリゼーションのための有用な知見が得られることが分かった.
- 1985-05-05
著者
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原口 紘?
東京大学理学部化学教室
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岩田 泰夫
東京大学理学部化学科
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岩田 泰夫
東京大学理学部化学教室:(現)日本エンゲルハルド(株)
-
黒沢 雅夫
東京大学理学部化学教室
-
黒沢 雅夫
東京大学理学部化学教室:(現)株式会社トヤマデータセンター
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