誘導結合プラズマ発光分析法による希土類元素混合物中の希土類元素の定性分析
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概要
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スペクトルシミュレーションの手法により,分光干渉を受けにくい分析線を選択し,これらの分析線を用いて希土類元素に関する定性分析を行った.シミュレーションは濃度の重みをつけてガウス型関数の重ね合わせで近似した.濃度が%オーダーに高いときはローレンツ型関数で近似した.定性分析のアルゴリズムには,一元素につき複数本の発光線を使用し,同一元素では発光の相対強度が濃度には依存しないことに基づいたパターン認識手法を用いた.分析線の選択及びアルゴリズムの妥当性を確認するため,単味の希土類元素のlOOOμg/ml標準液について定性分析を行った.その結果,本来存在しない元素を存在するという判定はしないことが分かり,妥当性が確認された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-10-05
著者
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