黒鉛炉ゼーマン原子吸光法による鉱石中の微量の金の定量
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概要
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岩石,鉱石などに含まれるPpbオーダーの金を4-メチル-2-ペンタノン(M1BK)抽出-黒鉛炉ゼーマン原子吸光浩により分析した.本法の検出限界は約1ppbである.金としてO〜7μlを含む試料を王水で分解後,2M塩酸溶液としてMIBKで抽出し,抽出相は0.5M塩酸水溶液で洗浄する.その10〜30μlをマイクロピペットで黒鉛炉に注入し原子吸光度を測定する.主な干渉元素はスズ,水銀,テルル及びオスミウムである.これらは金含有量の1万倍の共存で士20%程度の影響を及ぼす.カナダ,南アフリカの標準地質試料を使用して本法の正確性をチェックした.又乾式試金法との比較も行い精鋭類その他にも応用できることを確認した.
- 1984-12-05