アクリル繊維のけい光X線分析のための試料成形法
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概要
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けい光X線分析のためにアクリル繊維を粉末化する方法について研究した.ここで開発した方法は,繊維を石英片とともに振り混ぜて切断粉末化するものである.この方法をアクリル繊維中に含まれる(0.1〜0.5)重量%の範囲のスズの定量に用いた.粉末化の可能性と測定X線強度は,繊維と石英の比と混合時間に依存していた.2.00gの繊維と4.50gの石英を60分間混合した場合に最良の結果が得られた.この粉末を10ton/cm^2の荷重で加圧成型した.スズは同時に溶液法によっても定量し,二つの定量値の偏差は(0.01〜0.06)%であった.この方法は繊維中の他元素の分析にも応用可能である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-12-05
著者
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