アスコルビン酸による鉄の容量分析
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概要
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L-アスコルビン酸による多量の鉄の還元滴定法について検討した.アスコルビン酸標準溶液は純水中にある微量の銅によって酸化が促進されるが,少量のEDTAの添加と光のしゃ断で安定に保存することができた.ビンドシェドラーグリーンロイコ塩基(以下BGLと略記)を指示薬とし,pH1〜1.5で滴定する方法であら終点は緑→青→無色の鋭敏な変色を呈する.本法は精度もよく,従来法に比べて分析所夏時間も短い.スズ,チタン,アンチモン,タリウム及びバナジウムなどは妨害するので,あらかじめ除去する必要がある.鉄鉱石標準試料及び鉱石試料を分析し良好な結果が得られた.
- 1978-03-05