高速液体クロマトグラフィーによるクロロアニリン異性体の分離定量
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概要
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高速液体クロマトグラフを用いて、クロロアニリン異性体を迅速に分離定量するために、カラムとして強酸性陽イオン交換樹脂 Zipax-SCX を充てんした内径 2.1mm、長さ 1000mm のカラムを用い、移動相としてリン酸二水素カリウムとリン酸水素ニナトリウムの溶液を用い pH を 6.1、5.5、4.5 と 変えて検討した。その結果リン酸二水素カリウム濃度を M/15 に調節し、温度25℃、圧力 1500psi (流量 1.2ml/min) で分析することによりクロロアニリン各異性体の完全分離が可能となった。 そこで、同条件において p-アニシジンを内標準に用いて検量線を作成した。 検量線の直線性における変動係数はいずれも 2.0% 以下で十分定量が可能であるという結果が得られた。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-05-10