高速液体クロマトグラフィーによる乳及び乳製品中の遊離脂肪酸の定量
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概要
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乳及び乳製品中の遊離脂肪酸を4-ヒドロキシメチル-7-メトキシクマリンによりラベル化した後, HPLCを用いて脂肪酸別に高感度に同時定量する方法を確立した.乳及び乳製品の前処理としてヘキサン : ジエチルエーテル(1 : 1)を用いることで, 容易にタンパク質や糖質などを除去し, ラベル化することが可能となった.本法は1pM-10nMまで測定が可能であり, 検出限界は0.1μg/g, 回収率は91〜99%, 相対標準偏差は0.3〜10.2%と良好であった.なお, 本法と従来の中和滴定法との間にほぼ対応がとれていることが確認された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1996-10-05