高速原子衝撃質量分析法による高分子表面分析(<特集>表面・界面・薄膜と分析化学)
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概要
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高分子固体表面に存在する有機化合物のin situ分析を目的として, 液体マトリックス(LM)を用いない高速原子衝撃質量分析法(FABMS)について検討し, この手法の有用性を明らかにした.できるだけ穏やかなFABイオン源作動条件を選ぶことにより, 高分子表面については, それらの分子構造を反映するスペクトルを観測できた.又, 高分子固体表面に存在する表面改質剤などの低分子化合物については, 明りょうな分子イオン(又は擬分子イオン)をはじめとして, LM使用のFABMSとよく似たスペクトルを得ることができた.本法は一般の市販FABMS装置で実施できるので, 有機化合物の表面分析法として広範囲の応用が期待できる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-11-05
著者
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