2-(5-ブロモ-2-ピリジルアゾ)-5-(N-プロピル-N-スルホプロピルアミノ) アニリン-鉄(II) 錯体のオゾン酸化脱色反応を用いる水中オゾンの吸光光度定量とフローインジェクション分析

概要

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2-(5-ブロモ-2-ピリジルアゾ)-5-(N-プロピル-N-スルホプロピルアミノ)アニリン-Fe(II)錯体のオゾン酸化脱色反応を応用した水中オゾンの吸光光度定量法とフローインジェクション分析法(FIA)について検討した.吸光光度法の場合, オゾンの見掛けのモル吸光係数は3604dm^3mol^<-1>cm^<-1>(波長560nm)となり, 検量線は良好な直線性(測定回数, 6;相関係数, 0.999_8;有意水準, 0.001)を示し, サプmg dm^<-3>〜mgdm^<-3>レベルの水中オゾンを精度よく定量できることが分かった.この場合の検出下限はおよそ30μgdm^<-3>であった.FIAの場合は, サプmg dm^<-3>〜mg dm^<-3>レベルの水中オゾンを再現性(O_3,1.47mg dm^3;測定回数, 5;相対標準偏差, 0.48%)よく, 迅速(およそ40h^<-1>)に定量できることが分かった.これらの方法では, 自然水中に一般的なレベルで溶存する無機成分は測定に影響しなかった.
1994-08-05