質量分析法による貝紫色素の簡便, 迅速な判別法
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概要
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イオン源への直接導入法を用いた電子イオン化質量分析法により貝紫色素の検出を試みた.アカニシ貝から得られる貝紫の色素を含む試料は, 粗製のものでもジブロモインジゴとその前駆体とされる6-ブロモ-2-メチルチオインドレニノンの親ピーク, 及びm/z404,406,408(1 : 2 : 1), 386などの特性ピークを与えた.この手法を実際に染織した布地約2mm^2から色素を検出するのに適用したところ, 複雑でない質量スペクトルから, 貝紫成分として判定できることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-12-05
著者
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