キャピラリーガスクロマトグラフィーによる市販殺虫剤中の殺虫成分の一斉分析
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概要
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殺虫製剤(エアゾール, 蚊取線香, 蚊取マット等)中の有効成分を, キャピラリーガスクロマトグラフィーを用いて一斉分析する方法を確立した.今回の検討では, 一般に使用されている9種類のピレスロイド系殺虫剤を含む21種類の殺虫成分を選び, 分離条件, 定量性などについて検討を行い, メガボアカラムDB-17及びDB-23を用いた条件で21種類の殺虫成分を相互に分離し, 効率的に一斉分析できる条件を見いだした.又, 本法により, 市販の各種殺虫製剤について分析を行い, 再現性など定量性の確認を行ったところ, 問題のない結果が得られ, 更に, 既報(パックドカラム法)での分析結果を比較したところ, いずれもよく一致した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1993-05-05