ケミカルバイメタル : バイメタル型変位出力形化学センサー
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概要
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バイメタルは熱膨張率の異なる2種類の金属の帯状の薄板を溶接して1枚の板にし, 熱膨張の差により生じる湾曲を利用したものである.この原理を広く解釈すると, 膨張率の異なる2枚の板を張り合わせると同じ様な効果が得られる.つまり, 化学的変化により膨張又は収縮を起こす材料と, 化学的には変化しない材料を張り合わせると, 特定の化学物質にだけ反応して湾曲するケミカルバイメタルが作製できることを見いだした.本研究では, 膨張, 収縮を起こさない層としてポリエチレンテレフタレート膜を, 反応層としては, フタル酸ジオクチル, ベラルゴン酸を含むボリ塩化ビニル膜を用いたケミカルバイメタルを作製し, アルカリとの応答性について検討した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1992-09-05
著者
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