アルミニウム試薬及びボーキサイトに含まれる不純物ウランとそのウラン-234/ウラン-238放射能比
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アルミニウム金属やアルミニウム試薬に含まれる不純物ウランの含有量, 及びその^<234>U/^<238>U放射能比について調べた.ウランは, 金属アルミニウム換算してその中に数十から数百ppb含まれており, ^<234>U/^<238>U放射能比の大きいものもあった.従って, 硝酸アルミニウムを使用する場合には, 微量ウランを定量する際のコンタミネーションのみならず, ^<234>U/^<238>U放射能比の測定においても, 試薬から混入する高放射能比のウランによるコンタミネーションに対する注意が必要である.又, アルミニウム原料となるボーキサイト中のウラン含有量と^<234>U/^<238>U放射能比ば変化に富んでいて, 試薬中のウランの多様性はボーキサイトに帰せられるとみられる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1992-05-05
著者
関連論文
- 選択的分別溶解法による堆積物のキャラクタリゼージョン
- 瀬戸内海表層堆積物の地球化学的特徴 その1 : 安芸灘表層堆積物
- アルミニウム試薬及びボーキサイトに含まれる不純物ウランとそのウラン-234/ウラン-238放射能比
- トリオクチルホスフィンオキシド抽出分離-アルセナゾIII吸光光度法による地質試料中の微量ウランの定量