水希釈及び塩析効果によるヘッドスペースガスクロマトグラフィーの高感度化の検討と医薬品残留溶媒分析への応用
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概要
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ヘッドスペースGCにおける検出感度は測定成分の蒸気圧に比例する.蒸気圧に関係するバラメーターの一つに活量係数があり, これは保温温度, 溶媒組成, 共存成分の組成などにより変化する.従って, 分析試料の前処理として溶媒組成を変えたり塩析効果の利用により, 測定成分の活量係数を高め, その結果として検出感度を向上させることができる.本研究において, 1ppm標準溶液(溶媒 : N, N-ジメチルホルムアミド)を用いて, 20種類の有機溶剤に対する, 水及び塩の添加による感度向上を検討した.その結果を顆粒剤及び錠剤医薬品の残留溶媒分析に応用した.
- 1992-10-05
著者
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