1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸モノアゾ化合物を用いたマンガンの接触分析法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
置換基を変えた3種の1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸(H酸)モノアゾ色素を合成し, これらの試薬のマンガン-過酸化水素による退色反応を利用した極微量マンガンの接触分析法を検討した.いずれの色素を用いた方法でもマンガンの定量が可能であり, 活性化剤としてはo-フェナントロリン及びタイロンが有効であった.3種の色素の中で最も感度が優れていたのは1-アミノ-8-ヒドロキシ-7-(p-ヒドロキシフェニルアゾ)-3,6-ナフタレンジスルホン酸であり, この色素を用いて0.04〜1.0ppbのマンガンの定量が可能であった.本法を水道水中のマンガン定量に適用した結果, 特別な前処理なしで直接定量することができた.
- 1992-01-05
著者
関連論文
- アミドブラック10B-過酸化水素系反応における触媒作用を利用したコバルトの定量
- 1991年度色材研究発表会参加記
- 1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸モノアゾ化合物を用いたマンガンの接触分析法
- コバルト接触分析試薬としての1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸モノアゾ化合物の合成と感度に及ぼす置換基の効果の検討
- 銅めっき液中のゼラチンの定量およびその分解挙動