サリチリデンエチレンジアミン錯体の生成を利用したフローインジェクション法によるベリリウムの蛍光定量
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概要
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弱塩基性水溶液中でベリリウムはエチレンジアミン及びサリチルアルデヒドと反応し, 発蛍光性のシッフ塩基錯体を生成する.この反応を利用するベリリウムのFIA法について検討した.定量範囲は0.7ppb〜1ppmであり, ベリリウム5ppbに対する相対標準偏差は0.68%(n=10), 分析処理速度は約30検体/hであった.又トリエタノールアミンの使用によりアルミニウムはベリリウムの1000倍量共存しても妨害せず, 更に前処理としてアセチルアセトンを用いた抽出分離を行うことにより, アルミニウム地金中に含まれる0.5ppm以上のベリリウムが分析できた.又本法をベリリウム銅合金に適用した結果も良好であった.
- 1992-01-05
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