1,1,3,3-テトラメトキシプロパンの加水分解とその生成物マロンジアルデヒドの吸光光度定量
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概要
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1,1,3,3-テトラメトキシプロパン(TMP)の加水分解と, その生成物であるマロンジアルデヒド(MDA)をチオバルビツール酸(TBA)法によって吸光光度定量する条件を検討した.TMPはpH1にした水溶液中で25℃, 5時間放置すると, 完全に加水分解した.その速度定数は2.78×10^<-4>s^<-1>であった.得られたMDAはpH0〜2においてTBAと定量的に反応し, 532nmに吸収極大をもつトリメチン色素が生成した.MDAが0.5×10^<-6>Mから6.5×10^<-6>Mまでの範囲で, 濃度と吸光度との間に比例関係が認められ, そのモル吸光係数は532nmの波長で1.4×10^5 1 mol^<-1> cm^<-1>であった.
- 1991-03-05