酸化アルミニウム-酸化クロム固溶体中の不純物のマルチチャンネル誘導結合プラズマ発光分析法による定量
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概要
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セラミックスの焼結機構を検討するために必要な原料中の微量不純物濃度をICP-AESを用いて定量した.本研究では酸化アルミニウム-酸化クロム固溶体について検討した.分解はテフロン耐圧容器中で行った.その分解条件は240℃, 18hで酸化アルミニウムのみの場合に比べやや高い温度が必要である.微量成分に及ぼすマトリックス成分の影響はアルミニウムよりクロムにおいて著しい.バックグラウンドの上昇は感度の悪い鉄, チタンにおいて相対的に影響が大きい.又アルミニウムが共存したときナトリウムの感度が上昇した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-04-05
著者
-
堀内 達郎
名古屋工技研
-
堀内 達郎
工業技術院名占屋工業技術試験所瀬戸分室
-
杉山 豊彦
工業技術院名古屋工業技術試験所
-
高嶋 廣夫
工業技術院名占屋工業技術試験所瀬戸分室
-
高嶋 廣夫
名古屋工業技術研究所
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