磁気式連続電極研磨機構とその自動分析計への応用
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概要
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水質自動計測装置検出部の電極面は, 常に酸化, 加水分解, 共存化学種との反応, 吸着, ゾルやゲルの付着が起こりやすい状態にある.電極面が変化すれば, 当然応答性は悪くなり, 電極電位や拡散電流値は変化する.従って, 正確な連続計測値を得るためには, ゼロ点とスパンを定めた最初の電極面に常時復帰させる手段を講じなければならない.磁気式連続電極研磨機構はそのために開発されたものである.本機構によれば, 計測中, 絶えず払拭, 鏡面研磨, 試料液とも洗いができるため, 電極面を長時間一定の応答特性に維持できる.この機構を用いた全シアン, pH, NH_3の3種の自動計測装置について, 従来の装置との比較を行い, 本機構の優れている点を明らかにした.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-11-05
著者
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