ダブルパルスレーザー誘起ブレークダウン分光法による水中ナトリウムの高感度検出
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概要
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オンライン,リアルタイム計測に適用可能なレーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)を用いた元素分析法に関し,2つのパルスを微小パルス間隔で照射するダブルパルス照射を行い,更にレーザーを試料の左右方向から同時に照射するクロスビーム照射を組み合わせ,高感度化を図った.レーザー照射エネルギー,ゲート遅れ,パルス間隔などをパラメーターとした試験を実施し,それらの最適化を行った.その結果,レーザー照射エネルギーP_1/P_2 = 240/200 mJ,ゲート遅れτ_d = 8μs,パルス間隔τ_<12> = 4μsの条件において,水中Na濃度1〜100 ppbの範囲で良好な直線性を確認した.また,検量線の傾き及び背景信号のばらつきから求めた検出下限は0.14 ppbと見積もられた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2003-06-05
著者
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内田 裕
株式会社東芝生産技術研究所
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内田 裕
株式会社東芝電力・産業システム技術開発センター
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桑子 彰
株式会社東芝電力・産業システム技術開発センター
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小長井 主悦
株式会社東芝電力・産業システム技術開発センター
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前田 克治
株式会社東芝磯子エンジニアリングセンター