ヘッドスペースバイアルを放散用チャンバーとする塗装建材から放散される揮発性有機化合物の簡易分析法
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概要
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建材,接着剤,塗料等の個別発生源に由来する揮発性有機化合物(VOC)の室内濃度を推測する手法として,小サンプル・小チャンバーを用いた分析手法を確立した.本法での小サイズ測定の結果から,実際の居住空間サイズでの気中VOC濃度を推測するうえで参考となる値を得ることが可能である.測定に使用したガスクロマトグラフ/質量分析装置(GC/MS)の気中濃度測定に対する感度も室内濃度を直接分析できるレベルであることが分かった.サンプルが小さい場合,本来評価したい表面以外の面からの放散の影響が大きいが,アルミシールテープ等によるマスキングにより影響を小さくできる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2003-04-05
著者
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