ガスクロマトグラフを用いたトランス油中溶解ガスの分析
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概要
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油分溶解ガス分析において、従来のトリチェリの真空を利用した溶解ガスの脱気法とは異なったピストン方式による機械的な脱気・濃縮法を考案した。本法によった溶解ガスの脱気効率は、水素、一酸化巌素について100%、メタン、エタン、エチレン、アセチレン、二酸化炭素については(87〜95)%であった。脱気したガスは、ポラパック及びモレキュラーシープを充てんしたカラムで分離し、定量において、脱気効率のわるい成分については、補正係数を用いた、その精度はサンプリングから定量まで変動係数で(2〜6.3)%であった。又、定量法は従来溶解ガスの表示として用いられていた全脱ガス中の各成分濃度でなく、単位油中の各成分濃度として求めた。その結果、定量精度の上昇及びトランスの状態管理が容易になった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-12-10
著者
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