3眼立体視を用いた曲面形状計測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
物体の曲面形状を得る方法として,物体に明暗パターンを投影し,バターン像を1台ないし2台のカメラで観測する方法が従来報告されているが,パターン原画各要素の実空間座標値を予め与える必要があるため,測定前に繁雑な手続きを要する上,使用できるパターンもごく簡単な直線パターン形状に限定されていた。そこで,本稿では,曲面にテクスチャパターンを投影し,その像を3角配置したTVカメラで観測し,得られた3画像間で対応点処理することにより,テクスチャエッジの3次元分布,すなわち,曲面形状を求める方法を提案する。この方法は,パターン原画の実空間座標を予め与える必要が全く無いので,測定が簡易に行え,又,対応の誤りが少ないようなパターン形状を任意に選んで使用できる利点がある。以下,先ず計測手続きを示した後,パターン形状についで計測例に基つき検討する。
- 1986-10-01