汎用プロダクションシステムPSXの開発
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概要
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プロダクションシステムに基づいたシステムは数多く開発されている。これは知識がif-then 形式で表現され理解しやすい,各々のルールには直接的な関係がないため追加・変更が容易,問題解決に対して柔軟,断片的な知識の表現に適している,等の特長による。反面,ほとんどのシステムが研究段階から実用段階へ達しえない理由として,ルールの相互関係が不明瞭なため知識の全体像がつかみにくい,体系化された知識の表現能力が弱い,処理時間のほとんどをパターンマッチングに費やすため処理効率が非常に悪く大規模なシステムに不向き である,等が考えられる。これらの問題点を解決するために,ルールベースを分散,データベース/ワーキングメモリを構造化,Rateなどのルールコンパイラによる高速処理,等のアプローチがとられている。本論文では以上のアプローチを開発中の汎用プロダクションシステムPSXの概要を通して報告する。
- 1986-10-01