POSTELEにおける組織モデル

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概要

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現在電子メールシステムは,パソコンネットのBBSとして,オフィスでのワークステーションのメールサーバなどとして構築されているが,これらは機密性,信頼性,機能性の面でオフィス内での利用では十分ではない。一方MHSでは,これらの点では満足できるが基本的に広域での個人間通信が目的であるため,必ずしもオフィスの組織モデルをサポートするのに都合が良くない。オフィスでは部所そのものに対する配送や,本人ではなく庶務が取り扱うべきものや宛先自身もあいまいな場合が多い。またオフィス文書の処理そのものも,この組織構成と密接に関係している。更に企業内では,プロジェクト等,定常的な組織とは別に一時的に組織することが多々あり,それらの対応も問題となろう。オフィスで使用される電子メールシステムをより実用的なものとするために,これらの問題を踏まえた組織モデルを確立し,適切な文書伝達を行う必要がある。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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