システム設計を支援するCADフレームワーク
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概要
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システム設計の論理設計工程において、LSI設計とそのLSIを搭載するボード(以下、パッケージボードと記す)レベルの設計を並列に進め、相互の機能検証をきめ細かく行うことにより開発期間を短縮させるコンカレント設計支援環境をCADフレームワークにより構築した。システム設計は設計するハードウェアの規模が大規模である為、扱う設計データの数が多く、従来のCADフレームワーク技術である設計プロセス管理とファイル毎の履歴管理が中心の設計データ管理だけでは下記の問題を解決することができない.(1)階層構造による設計データの分類や、ファイル単位や複数ファイルを集めたグループ単位での版数管理は従来から行っている。しかし、それらはCADの入出力ファイルに着目した管理手法であり、システムの構成を含めた管理ができない。(2)システム設計側で設計データを参照している時にLSI設計側から設計データの更新が行われた場合、設計データの整合がとれなくなる。本論文では、システム設計を実現する設計データの管理方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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