ソフトウェア保守に於ける生産性向上
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概要
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コンピュータ技術の発展に伴い、その利用技術や適用範囲も急速に拡大してきた。システムは年々、大規模・複雑化しておりソフトウェアの需要が増え続く限り、それらの保守の必要度もましてくる。情報システム部門にとり最も手間のかかる業務が、既存システムの保守である。ソフトウェアの開発については、ワークステーション機能の発達により、ホストの負荷軽減や開発の効率化を図るために分散開発手法が考案されておりこれに基づいた様々な開発支援ツールが提供されてきている。しかし、保守作業については有効な支援ツールは整備されておらず、現状では保守担当者への負担は増えるばかりである。この様な環境の中ですでに使用されている開発・保守支援ツールが保守に対しても有効利用できるならば、現状抱えている保守の問題を解決する糸口となるであろう。
- 1993-09-27