遠隔地・分散開発における開発管理の一考察 : オフコンにおける新規システム開発事例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、ソフトウェアの開発需要は企業の情報武装化等のニーズの高まりにより、大都市を中心として増大する一方であるが、開発要員は地元で働くことを望む傾向が顕著になってきている。こうした状況下では一ヶ所・集中型でシステム開発を行うことは、困難となりつつあり、地方の人的資源の有効活用を図っていく必要がある。我々は、富士通VAN FENICSを利用したVAN搭載型システム(VANのホストマシンでシステム開発・運用する形態)開発で遠隔地・分散型開発の管理方法を模索し、これまでにいくつかの事例を蓄積してきた。今回、新たにオフコン型システム(オフコンでシステム開発・実運用を行う形態)での新規システム開発を行うにあたり、VAN搭載型と同様な遠隔地・分散型の開発管理ができるのではないかと考え試行した。本稿では、オフコン型システムで、特にプログラム製造からシステムテストまでの工程における遠隔地・分散型開発管理について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04