Adaの事務処理システム適用についての考察
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概要
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近年、ソフトウェア開発規模の増大、適用分野の拡大、社会的信頼度の増大などを背景に、高品質ソフトウェアを短期間で効率よく構築することが強く求められている。その中で、手続中心のアプローチの限界が認識され、データ中心アプローチ(DOA)へと移行しようとしている。しかし、データベース設計まではデータ中心の考え方を浸透できるが、プログラム作成にまで貫けないのが現状のように思える。言語仕様の中に、データ中心の考え方がないことが原因の一つではないだろうか。一方、Adaにはデータ型の概念や抽象データ型の実現、情報隠蔽などデータ中心の考え方を記述するのに都合のよい機能が備わっている。ここでは、Adaを事務処理システムに適用する場合の効果や問題点について、さまざまな試行をもとにした考察を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04