New-HWB高性能EWS活用によるシーケンス回路論理検証ツールの開発
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概要
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当工場では、電力システム制御装置や産業用システム制御装置などの大型プラントにおいて、設計業務から製造に至るまでの情報をデータベースで管理し、スーパ・ミニコンおよび、エンジニアリング・ワークステーション(EWS)AS3000を中心とした、ネットワーク上で活用する環境の構築を推進している.(図1)主に設計の業務には、(1)仕様検討、システム立案(2)基本設計(3)外形図設計(4)シーケンス回路(展開接続図)設計(5)配線接続設計(6)用品手配があり、これら各工程で発生する情報をデータベースへ蓄積/活用するとともに、製造に必要な情報を抽出/加工して、製造側で制御装置の組み立て、配線作業を行っていく。EWS上では、設計者によって作成された情報を管理するが、複数の設計者で設計を行っていくため、設計者のレベルにより回路設計が異なっていたり、回路の設計ミスが発生する。そこで、設計された情報が正しいものであるかを各設計段階における設計検証で確認し、早期に誤りを検出する必要がある。本稿では、設計検証の1つとして、EWS上で開発したシーケンス回路の論理検証方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16