通信処理に適したタイマ管理方式の提案
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概要
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LANなど下位の伝送速度の向上に伴い、それより上位の通信処理速度の遅さが高速データ転送実現のボトルネックとなっている。通信処理に要する時間としては、プロトコルヘッダの処理時間の他に、バッファ管理やタイマ管理にともなう処理時間が多くの割合(80%以上)を占める。このため、タイマ管理の効率化は通信処理の高速化のための重要な課題となる。本稿では、通信処理でのタイマの使われ方が管理すべきタイマの総数は多いが種類(動作時間間隔)は限定されている点に着目し、その特徴を利用した効率的なタイマ管理方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16