住宅積算システムの開発 : 設計CAD連動の積算機能
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概要
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近年の住宅業界を取り巻く環境は極めて厳しいものがあり、昭和40年代後半から昭和50年代前半にかけての着工件数を大幅に下回る傾向で、構造的不況業種と言ってよい状況にある。特に戸建住宅市場においては、個人購買能力の低下と消費者ニーズの多様化・量から質への志向変化などにより企業間競争は激化の一途を辿り、最前線の営業にとっては図面・見積書を迅速・正確に作成する営業活動支援システムの出現が強く望まれていた。本稿では、バーソナルコンピュータを利用した単なる住宅積算システムではなく、戸建住宅設計CADシステム(「CAE-HOME/DN」)と連動したシステムとして開発した戸建住宅積算システム(「CAE-HOME/ES」)の機能と特徴について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15