動的割り付けによるディスク装置高速化手法の評価
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概要
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計算機システムの処理能力の向上にともない、ディスク装置の高速化に対する要求は高まるばかりである。一方、ディスク装置のアクセス速度は、その大部分が、ポジショニング時間、回転待ち時間といった機械的動作時間によって決ってしまうため、ここ10年間に約2倍ほどの向上しか果たしていない。近年、比較的小容量のディスク装置に関しても、高機能なインターフェースが標準化されるにいたり、ディスク装置側の制御回路でもデータの入出力に際し複雑な操作が可能になった。本発表では、データの書き込みに対して、機械的動作時間を抑えるために、仮想記憶のスロット割り当てに用いられている浮動割り当て方式を適用し、ディスク・アクセスのトレースデータをもとに、シミュレーションによりその評価を行なった結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15