メディア間同期を考慮したパケット優先転送方式の検討
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概要
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近年、伝達システムの効率的運用、マルチメディア統合網の実現をねらいとした音声、データ、映像のパケット転送が注目されている。この場合、映像と音声両方のメディアを同時に扱うテレビ会議やテレビ放送等を実現するにあたっては、音声と映像のパケット転送遅延時間差を小さくするためのメディア間同期制御が必要となる。従来、メディア毎の遅延時間、廃棄率を制御する優先転送方式は多くの発表があるが、メディア間同期をも考慮した検討例は見あたらない。そこで本稿ではメディア間同期を考慮し、また可変レート符号化された情報のパケット転送に対応可能な優先転送方式を提案し、その有効性を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12