ラップトップUNIXのネットワーク機能(1)
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概要
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UNIX・SystemV Release3ベースのラップトップUNIXワークステーション上に、TCP/IPプロトコルを用いたRFSおよびCU/UUCP通信機能を実現したので、その概要および構成を中心に、他の通信機能も合わせて報告する。最近、UNIXオペレーティング・システムがワークステーションのOSとして使用されるようになってきた。UNIXの提供する環境は、ワークステーションの機能を実現するために非常に有用であるといえる。特にUNIX SystemV Release 3でサポートされたRFSは、ワークステーションに要求される分散ファイルシステムの機能を提供するので、ワークステーション間のデータベースの共有等、強力なネットワーク環境の構築を行うことが可能である。さらにBSDの通信機能(telnet,ftp,rcp,n1ogin等)をサポートしている。この実現のためにTCP/IPプロトコルの実装が必要であった。 特にラップトップという特性上、複数の通信プロトコルのサポートは、システムの負荷の増大、カーネルの肥大化をまねくため極力避けることが望まれた。 以上の理由によりTCP/IPプロトコルを用いたRFS、CU/UUCPの実現を目標とした。
- 1988-09-12
著者
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