連想処理型メッセージパッシングコントローラMPACの処理方式
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概要
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近年、ソフトウェア開発の効率化と,モジュール化の推進に向け、オブジェクト指向プログラミングの考えが普及しつつある。オブジェクト指向は、ソフトウェアから見て、問題を自然にモデル化でき、並列処理記述も容易であると言う利点を有するが、ハードウェアから見て、メッセージパッシングやメソッドサーチ等の実行時のオーバヘッドが多く、既存のプログラミング手法に比較して実行速度が低下する欠点がある。本報告では、特にメッセージパッシング機能に着目して、そのメッセージスケジューリング管理を高速に行う汎用ハードウェア(連想処理型メッセージパッシングコントローラ;Message-Passing Associative Controller:MPAC)を提案し、その処理方式を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12