分散オブジェクト実行環境の試作
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概要
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オブジェクト指向開発技術の研究の一環として, 我々は, CORBAを使った分散オブジェクト実行環境「ITCプラットフォーム(以下, ITCPFM)」を試作してきた。オブジェクトを分析設計の基本単位としてだけではなく, プログラム実行の最少単位として捕らえ, 分散システムを上流工程から下流工程にいたるまで一貫してオブジェクト指向技術で開発できるようにするためである。分散オブジェクトの実行環境には, 通信機能を実現したCORBAに加え, 分散オブジェクトの集まりをシステムとして機能させるサービスが要求される。しかし, これらのサービスが標準化, してあるCORBAservicesには次のような問題があり, 標準サービスの実現が困難である。・個々のサービスの存在理由が不明・サービス同士の関係が不明瞭・各サービスの物理アーキテクチャが未定義; 我々の目的は, 分散システムをCORBA上で実現するのに最低限必要なサービスを選出し, その物理アーキテクチャを決定することである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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岩本 仁
株式会社情報技術コンソーシアム
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岡下 浩明
株式会社情報技術コンソーシアム
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山本 暢洋
株式会社情報技術コンソーシアム
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筒井 彰彦
株式会社情報技術コンソーシアム
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村田 孝志
株式会社情報技術コンソーシアム
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